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またまた夫婦愛もの★映画「アンコール」 [映画の効用]

先日の「31年目の夫婦げんか」に引き続き、夫婦愛ものの映画「アンコール」。

「31年目~」で描かれた夫婦よりももう少し世代が上がって、
今度は「死」「喪失」と言うのが描かれる夫婦ものになっています。

こちらの夫婦を演じるのは、世界的に活躍する英国俳優のお二人。
夫アーサー役にテレンス・スタンプ、妻マリオン役にヴァネッサ・レッドグレイヴ。

今回の映画は単なる夫婦愛の描いたヒューマンドラマではなく、
老人の合唱団が主軸となるエンターテイメント映画であります。

以前に「ヤング@ハート」と言う、やはり老人だけで結成された合唱団の映画、
そちらはドキュメンタリーでしたが、それを想い起こされました。

病を患いながらも合唱団員として毎日を楽しみ、朗らかで愛されキャラのマリオンと、
そんな彼女とは全く正反対の性質を持つ、THE頑固爺(笑)アーサー。

180度対極のキャラクターを持つ二人なのに、むしろだからなのか?
二人は固い絆で結ばれ、信頼と愛情で満ち溢れています。

人が生きていく中で、「この人に巡り合えたことが最大のグッドラックだった」
と言えるような出会いに恵まれることがあります(必ずしも恋愛関係には限らず)。

アーサーにとっては、マリオンと結ばれたことはまさにそんな千載一遇の出会いだったはず。
おそらくは生きていきづらい性格の持ち主であるアーサーが、
誰からも愛され求められるだろうマリオンを射止めたことは奇跡のような幸運だったかと。

たぶん、この映画を観た人の誰もが、
自分が老いた時にこんな愛情に満ちた夫婦関係を築けていたら・・・
と願うだろう理想的なカップルです。

そんな二人を主体に、マリオンが所属する合唱団、
それを統率する年若い女性の音楽教師エリザベス、
さらにアーサー&マリオンの息子とその娘がこの映画の登場人物でありますが、、

何しろ合唱団員はみな年寄りなので、
漠然とながら「死」の香りがどこからともなく漂っている。

「老い」というものは常に「死」と隣り合わせで、
若い人がメインの物語でも死を描くことは多々ありますが、
若者の死はどこかファンタジーなんですよね。

老人が登場すると、必ずしもその人が劇中死ぬわけではなくても、
そこはかとなく「死」が見え隠れする。

そして、「死」というものが非常に現実的に迫ってきて、きれいごとにはならないのです。

だからこそ、老いた人たちを主軸に描く物語は、ユーモアだったり、
この映画のようにエンターテイメント性がある方がいい。

加えて、世代をつなぐ存在、この映画では合唱団率いるエリザベスだったり、孫娘だったり、
そういう存在が登場することでちょっとほっとするのです。

エリザベス演じる若手女優ジェマ・アータートンが、決して美女と言うほどでもないのに、
キュートで魅力的なんですよね~

白人女優にしては珍しく?足がけっこう太いのね・・・と言うところに親近感覚えたりして(笑)

そうそう、エンディングで流れるセリーヌ・ディオンの歌もすごくいいんです。

喪失やその痛みを描く内容だけに、
哀しみで終わらせない、生きる歓びを感じられる歌でしたので。

合唱団が歌う劇中の歌の数々、しかも老人の合唱で歌にはかなり刺激的な?!歌もよかったです。

マリオンとアーサーがそれぞれソロで歌うシーンがありますが、
彼らの生き様が全てが凝縮された、とても素晴らしいシーンとなっています。

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